研究課題名
科学研究費補助金 基盤研究(B)
「制度生態系アプローチによる経済政策論の研究:進化主義的制度設計と地域ドック」
研究目的
本研究は,制度生態系の理論を構築し,それに基づいて進化主義的な総合的経済政策論を展開することを目指します。以下のように,研究目的は基礎理論と政策論においてそれぞれ2つに分けられます(図1)。
- 「制度生態系」の理論モデルの構築・洗練化
現実の制度の多様性や進化を説明できる制度生態系の理論を構築し,現実の諸事例による妥当性の検証と理論の洗練化を行います。
- 制度生態系の「貨幣制度生態系」への応用
制度生態系の理論と貨幣に関する実証分析に基づき,主体・制度・社会の二重ループ(図2)を組み込んだ貨幣制度生態系モデルを特定化し, それによって現実の通貨制度の動態を説明します。
- 進化主義的制度設計のための「メディア・デザイン論」
主体・制度・社会の二重ループに基づき,安定性や持続可能性といった望ましい社会的帰結をもたらす貨幣制度や貨幣制度生態系を設計する「メディア・デザイン論」を体系化します。
- 進化主義的制度設計を補完する「地域ドック」の体系化
地域の経済社会を総合的に診断し,住民が自己評価を通じて現状改善に導く総合的評価法として「地域ドック」を体系化します。
